ビジネスにおいてプレゼンテーションを行う場面は少なからずあると思いますが、苦手だと感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、プレゼンテーションで身につけておきたい4つのスキルやプレゼンテーションで気を付けるべきポイントについて解説します。

構成を作るのに役立つフレームワークについてもご紹介しますので、ワンランク上のプレゼンをしたいとお考えの方はぜひ参考にしてください。

プレゼンテーション技術が重要な理由

ビジネスにおいて、なぜプレゼン技術を高める必要があるのでしょうか?ここでは、ビジネスパーソンにとってプレゼン能力の高さが求められる理由について解説します。

自社の魅力を最大限売り込むため

プレゼンの出来によっては自社のモノやサービスの魅力を最大限伝えることができません。優秀なモノ・サービスであっても、その良さが相手に届かなくては意味がなくなってしまいます。

反対に言うと、プレゼンを成功させることができればモノやサービスの魅力を存分に伝えられるのでセールスがうまくいく可能性も高いです。

ビジネスシーンにおいては必須のため

ビジネスの場では自社のモノ・サービスを他社にセールスする際にプレゼンテーションが必要不可欠になります。さらに、他社とコンペティションでプレゼンを行う場合は競合に勝つためにも必須なのはプレゼンスキルの高さです。

こうしたことから、ビジネスシーンにおいてプレゼンをする機会は多いので、必然的にビジネスパーソンにはプレゼン能力の高さが求められます。

自分の成果を正確に伝えるため

プレゼンは社外の人だけに行うものではありません。例えば、定期的に社内で報告会が行われる場合は自身の成果についてプレゼンをする必要が出てきます。

そのような場合にもプレゼンを上手くこなすことは自分の評価にも関わるため、スキルを磨いておくのが賢明と言えるでしょう。

良いプレゼンテーションとは?

ここまでで、プレゼン技術がいかに重要かお分かりいただけたと思います。相手に伝えたいことが届くような良いプレゼンとはどのようなものなのでしょうか?

以下に示す3つの条件を理解すれば、良いプレゼンをするために自分が磨くべきスキルが見えてくるはずです。

内容が簡潔でまとまりがある

プレゼンの資料や話す内容が端的にまとまっていることは重要です。資料については、あまりに多くの情報を載せてしまうと何が重要なのか分からず、資料を目で追うだけで大変になってしまいます。

ビジネスの場では一対多数でプレゼンを行うことが多いと思いますが、一対一で会話しているようなつもりで話をすると伝わりやすいです。

これは「ワンセンテンス・ワンパーソン」という技法で、文章の区切りに合わせて目線を合わせる聞き手を変えていきます。

何を伝えたいのかがはっきりしている

このプレゼンテーションで何を聞き手に伝えたいのかを明らかにしておくのも重要な条件です。

伝えたいことが確立されていないと、「最終的に何が言いたかったの?」と混乱させてしまいかねません。自社のモノやサービスへの訴求力が弱まり、交渉が決裂してしまう恐れも高まります。

繰り返しになっても構わないので明確に結論を伝え、漠然としないよう注意しましょう。

プレゼンの構成は
導入
→本題
→まとめ

という流れで組み立てますが、それぞれで伝えたいことを繰り返すと相手の記憶にも残りやすいです。

聞き手の興味を惹いている

聞き手の興味を惹きつけているかも良いプレゼンの条件です。自分がプレゼンの聞き手に回ったと想像して、退屈だったり何が言いたいのか分からなかったりプレゼンを受けると興味がどんどん失われるでしょう。

面白くて結論が明確なプレゼンなら、興味が沸いて、さらに続きを聴きたくなる良いプレゼンと言えます。

自分がプレゼンを行う際は、聞き手の興味を引くことができるような内容になっているかどうか注意しましょう。

プレゼンテーションで身につけたい4つのスキル

良いプレゼンの条件が分かったところで、次にプレゼンを行う上で身につけておきたい4つのスキルをご紹介します。自分には備わっているか確認してみてください。

1.説得力をもたせる論理的な思考

プレゼンを行う場面では、説得力をもたせるためにも論理的な思考は不可欠です。ビジネスシーンではプレゼンの機会が多いと思いますが、相手に納得してもらうためには論理的に話を組み立てる必要があります。

自社のモノやサービスを相手が導入する利点は何か、理由について納得してもらうためにも論理的な思考は欠かせません。

2.相手が求めていることを把握する

プレゼンの内容で相手に納得してもらうためには、明確な利点をアピールしなくてはなりません。しかし、相手のニーズを正しく汲み取っていなければ見当違いの利点を提案することになってしまいます。

相手が本当に求めているものを察知して、それに応えられるような利点を提案すれば交渉が成功する確率も上がっていくでしょう。

そのためにもプレゼンを行う前には相手の状況を正確にリサーチして、どのような要望があるのかを汲み取ることが大切です。

3.興味を惹く魅力的な話し方

相手の心をつかむ「話し方」もプレゼンでは重要な要素の一つです。多少説得力が乏しかったとしても、プレゼンターが聞き手を惹きつけられれば人間性が認められ、交渉が成功するという場合もあります。

反対に、論理的な思考ができたとしても、話し方によっては理路整然としすぎて冷たい印象を受けてしまい、相手の興味を引けないこともあるでしょう。

ジェスチャーを使って相手の興味を引き、目を見て反応を感じ取りながら話すこともぜひ実践してみてください。

4.臨機応変に対応する

プレゼン中に臨機応変に対応できるのは強みになります。あらかじめ作成した原稿をなぞって読み上げるのは演説やスピーチであっても「話者の想いが伝わらない」と敬遠されます。

プレゼンテーションでは特に相手の納得感が重要なため、聞き手の反応に合わせて話し方や内容を変更することも求められます。

プレゼンの回数をこなして慣れている人ほど、このスキルが高い場合が多いです。

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この記事でプレゼンテーション技術の向上について説明していますが、実際、商談時に行うことはかんたんではありません。そこでプロセルトラクションでは商談のサポートを実施、論理的かつ魅力的なプレゼンテーションを貴社とともに実行します。

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プレゼンテーションで大事な5つのポイント

せっかく構成や資料を完璧に仕上げたとしても、それが相手に伝わらなくてはプレゼンとして成功とは言えないでしょう。ここでは、プレゼンを聞き手に十分に伝えられるようになるためのポイントについて紹介します。

1.話す姿勢

存在感を示すためにも、相手に安心感を与える姿勢の美しさは大事です。チェックポイントは以下の5つです。

  • 背筋を伸ばして、胸を張っているか
  • 足幅を肩幅より少し広めにとっているか
  • 足の爪先が正面よりやや外側に向いているか
  • 左右どちらかに体重が偏っていないか
  • 体が前後左右にブレないようバランスを取る

2.話し方

聞き手を意識して分かりやすい話し方を心掛けましょう。チェックポイントは以下の9つです。

  • 大きな声で話しているか
  • スピードに緩急をつけているか
  • トーンに抑揚をつけているか
  • はっきりと発音しているか
  • 語尾を曖昧にしていないか
  • スライドをつなぐ言葉を決めてあるか
  • 「えー」「あのー」などと言い過ぎていないか
  • 大事なポイントを繰り返しているか
  • インターバルを意識して取っているか

3.表情

一対多数の場面でも一対一で話しているように表情も意識しましょう。チェックポイントは以下の6つです。

  • 笑顔を意識しているか(真剣な表情の方がいい場合もあります)
  • 表情を固定せず、思いを乗せているか
  • アイコンタクトをしているか
  • 顔だけでなく、体も向けているか
  • 全体に視線を配っているか
  • あごを上げすぎたり引きすぎたりしていないか

4.動作

堂々と振る舞うことが大事です。ゆっくりとした、大きな動きを意識しましょう。チェックポイントは以下の4つです。

  • 動く、動かないの強弱をつけているか
  • 力強く歩いているか
  • 必要以上に歩き回っていないか
  • 聞き手から離れていないか

5.ジェスチャー

ジェスチャーで自分の思いを届けましょう。チェックポイントは以下の4つです。

  • 手は腰より高い位置に保っているか
  • 手振りは大きくしているか
  • スライドを指す時の肘や指先は伸びているか
  • 無駄な動きをしていないか

相手に伝わるプレゼンテーションの構成

最後に、相手に伝わるプレゼンをするために活用してほしい4つの基本的な構成をご紹介します。資料作りや話の組み立て方で困っている方はぜひ役立ててください。

・様々な場面で応用が利くSDS法

SDS法は、下記3つの単語の頭文字をとって名付けられた構成です。

Summary【概要】

Detail【詳細】

Summary【まとめ】

概要を最初に伝え、その詳細について話した後、最後に全体をまとめるという3段階で構成されています。SDS法を使うメリットとしては、伝えたいことを3回繰り返して言えることでしょう。

・結論ファーストで説得力を持たせるPREP法

PREP(プレップ)法は、下記4つの単語の頭文字をとって名付けられた構成です。

Point【結論】

Reason【理由】

Example【具体例】

Point【結論】

この構成は最初に結論(要点)を言うことが特徴で、その後に理由や、理由を裏付ける具体例を挙げて説明します。印象づけるために最後にもう一度結論を繰り返して言うことがポイントです。

・相手の気持ちに寄り添うDESC法

DESC(デスク)法は、下記4つの単語の頭文字をとって名付けられた構成です。

Describe【描写する】

Explain【説明する】

Suggest【提案する】

Choose【選択する】

この構成は、相手の気持ちを思いやりながら自分の話を進めることができるため納得してもらいやすくなります。

・インパクトを残すAIDMA法

AIDMA(アイドマ)法は、下記5つの単語の頭文字をとって名付けられた構成です。

Attention【注意】

Interest【興味・関心】

Desire【欲求】

Memory【記憶】

Action【購入】

この構成はアメリカのサミュエル・ローランド・ホールが提唱したもので、消費者心理の過程に着目しています。

プレゼンテーション技術を向上させよう

プレゼンテーションにおいて必要な4つのスキルや気を付けるべき5つのチェックポイント、話の組み立て方を考えるうえで活用したいフレームワークについてもご紹介しました。

自社のモノ・サービスの良さを相手に知ってもらい、納得した上で交渉を成功させるためには、構成や資料作り以外にも大切な要素があります。

ビジネスとプレゼンテーションは切っても切れない関係になりますので、プレゼンテーションスキルを磨きたいとお考えの方の参考になれば幸いです。

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